検査方法
適切な施術をするためにも、細かい検査が必要です。いつから、どこが、どのように痛いのか、動かないのか、違和感があるのか、お尋ねすることからスタートします。施術部位を特定し、施術・セルフケアの計画を立てるためにも、初回の検査結果は、重要なデータとなります。
- 問検
問検は最も大切な検査プロセスのひとつです。愁訴、発症時期、痛みの種類と程度、痺れ有無、ケガの起き方、痛む部分や姿勢、病歴、家族歴、運動歴、癖、食生活や生活習慣など、健康全般について聴いていきます。もちろんクライアント様から得る情報は秘密厳守ですのでご安心ください。
- 視検
腫れや皮膚の変色、変形部位などをチェックします。また、姿勢分析の一環として、必要に応じて歩行分析や靴の磨り減り方、座り方や立ち上がり方もチェックします。
- 触検
負傷部位を直接触ることで、視検だけでは観察できない異常や腫れ、体温変化、筋の緊張をチェックしていきます。
- 関節可動域検査
関節の動きや位置を丁寧に調べます。腰痛にあっても足の関節に問題があることがあります。また、腰痛の原因が頸部の関節である症例も少なくありません。脊柱はもとより、骨格を全体的にチェックしていきます。
- 整形学的検査
必要に応じて検査を行い、痛みの原因を絞っていきます。
- 神経学的検査
痺れや運動器系に問題があれば、各種の反射反応、皮膚感覚、筋力を調べます。これも原因を絞るための検査方法です。
- 筋骨格神経系の機能パターン検査
関節とそれを取り巻く関節包や靭帯、関節を動かす筋、筋を働かせる神経の機能をチェックしていきます。すべての組織が調和のとれた動きをすることにより、初めて正常な機能を果たします。
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施術方法
肩こり、肩関節の障害、五十肩、腱髄炎、頭痛、頭部痛、頸部痛、背部痛、腰痛(急性、慢性)、坐骨神経痛、顎関節痛、脊柱側弯症、手首・膝関節・足関節等の各関節障害、痺れ、骨折・脱臼・捻挫・挫傷後の慢性的違和感、スポーツ障害、出産後の骨盤の歪み、ストレスなど症状に合った施術方法を選択します。
- モービライゼーション
関節を動かすことによって、正常な位置に徐々に戻していき、可動域が減少または亢進している関節に対して正常な関節可動を確保します。
- アジャストメント
関節に対して低振幅・高スピードの刺激を与えます。カイロプラクティックの特徴のひとつで、科学的な根拠に基づいています。痛みを伴うことはありません。関節を正常な位置に戻したり可動域を正常にしたりすることのほかに、その関節を取り巻く神経に作用します。
- 軟部組織アプローチ
ART、Graston、PIR、MRT、トリガーポイント
現在、日本には、ART®公認のトレーニングを受けた技術保持者(プロバイダー)は数名しかおりません。ART®は、北米ではスポーツ選手の間で知名度の高い徒手療法です。阿部郁子D.C.は、ART®のスペシャリストで正式なプロバイダーです。また、グラストンテックニックのプロバイダーでもあります。
ART® (Active Release Techniques: アクティブ・リリース・テクニック)とは?
ART®は、軟部組織に対して行う即効性の高い療法で、筋肉、腱、靭帯、筋膜、神経系の障害に有効です。頭痛、背部痛、手根管症候群、頚部痛、肩痛、前脛骨部症候群(シン・スプリント)、坐骨神経痛、足底筋膜炎、膝痛、テニス/ゴルフ肘などは、ART適応症のほんの一例です。これらの症状の原因として共通していることは、体の部位の使いすぎという点です。ある部位が酷使されると、線維組織が破壊された組織に置き換わって硬く厚くなり、瘢痕を形成します。この瘢痕は周囲組織にまとわりつき、自由な動きを妨害します。瘢痕が残る筋は短く弱くなりがちで、腱に過剰な緊張をもたらし、腱炎を引き起こしたり、神経を絞扼し神経障害(筋の衰弱や刺すような痛みと痺れを伴う)を導引したります。ARTでは、問題のある部位を正確に突き止め、症状に応じた500以上のプロトコルで施術を行います。
Graston Technique®(グラストン・テクニック)とは?
グラストン・テクニック®で、慢性や急性,術後、どのような軟部組織症状にも効率よく効果的にアプローチできます。グラストン・テクニック®は、6つの軟部組織の施術専用に研究、発明、デザインされたステンレス製の器具を用いて、組織の緊張、癒着、機能障害を感知しアプローチします。筋、靭帯、腱、神経、筋膜、腱膜の機能回復に有効です。この6つの器具は、正規のグラストンテクニックトレーニングを受けたクリニシャンしか購入、使用できません。
- 運動療法 / リハビリテーション
ストレッチ、テーピング、筋力トレーニング、コアマッスル強化運動、バランス(調和)運動、転倒防止プログラムなど。
- 理学療法
温熱、寒冷療法、超音波療法、電気刺激など。
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